こんにちは!フェルト作家のチョコットです。
皆さんはフェルトがなかなかくっつかなくて困った経験はありませんか?
100円均一のものは接着力が弱かったり、家にあるボンドで代用できるのかな?と、
何かと正解の見えないフェルトの接着剤。
手芸屋さんに行っても、どれを選んだら良いのか迷ってしまうことも多いかもしれません。
そこで今回は、
私が普段作品作りに愛用しているフェルト用の接着剤をご紹介しようと思います。
また、記事の後半では
フェルトを上手にくっつけるコツや長持ちさせるポイントも併せて解説していきますので参考にしてみてください♪
フェルト雑貨でおススメの接着剤はコレ!
結論から言ってしまうと、
私がオススメするフェルト作品用の接着剤は、
『裁(さい)ほう上手』
というもの。
これは、「針・糸いらずの布用接着剤」をコンセプトにした大人気商品で
お裁縫が苦手な人もミシンなしでも色々なものが作れちゃうという魔法のようなボンドなのですが、
実はフェルトとも、とても相性が良いのです。
裁ほう上手の種類と特徴
裁縫上手にはチューブタイプ(3サイズ)のものとスティックタイプの2種類があります。
チューブタイプの特徴
チューブタイプは、バッグなど大きいものに向いています。塗った後アイロンをかけて速乾させることが可能で、接着力もより強力になります。洗濯できるのが大きな魅力です。
スティックタイプの特徴
スティックタイプはアイロンいらずで持ち運びできるので外出先での裾のほつれなどの修繕が可能です。裾上げなどちょっとした箇所に使うのに向いています。
水にも強くて洗濯できるのも魅力ですが、フェルトの場合、繊維の中に接着剤が入り込んでしまうので、水分の少ないスティックタイプは剥がれ易い印象があります。
裁ほう上手の魅力
私は大容量を既に10本は使ったでしょうか。
とても使いやすく、接着力もとても強いです。
私はフェルト同士をつける時、ワッペンを布につける時の他にも、ちょっとした布のほつれ止めなどに愛用しています。
他の接着剤に比べ高額なので、ショップで安いときにまとめ買いしています♪
木工用ボンドは、はみ出ると乾くと汚く目立ってしまうのが難点でしたが、『裁ほう上手』は透明なので目立たちにくいので安心です。
普段、私はワッペンシートが貼れない小さくて細かい作品を布に貼り付ける時、シートの代わりに『裁ほう上手』を利用しています。
また実験して比較したところ、布にフェルトを貼った際、『裁ほう上手』『木工用ボンド』両者とも、同じくらい硬くなるのですが布にしっくり馴染んでしなやかさが感じられるのが『裁ほう上手』でした。
ただ、フェルト同士の接着は両者とも剥がれやすいです。
剥がれたらまた塗って乾かすを繰り返せばくっつきますのでご安心を。乾くまで動かさず待つこともしっかりくっつくコツです。
洗濯できるので、洗えるフェルトとと一緒に使用すれば、制作の幅が広がりますね。
私の使い方
ここからは、実際にどんな風にフェルトを接着しているのか?
をご紹介しながら、フェルト雑貨作りのポイントも併せてご紹介しますね。
接着剤を使用する時の必須アイテム
爪楊枝、ラップなどプラスチック(ボンドを出して使うので)、汚れてもいい下敷き類
ワッペンを作るとき
カットしたフェルトを脇の部分に爪楊枝でボンドを適量取り、合わせて貼り付けます。
とても細かい作業です。
軽く乾いたらフェルトを整えるためにアイロンをかけます。
くっつかなかったら同じ作業を何度か繰り返します。
フェルト同士で、くっつける面積が狭いのでどうしてもつきにくくなりますが、根気よく繰り返して下さい。必ず付きます。
完全に乾いたら、顔などの刺繍をします。
ワッペンにする時は、裏にたっぷりボンドを塗ります。
貼りたい箇所に他の場所にボンドがつかないように注意しながら丁寧に貼り付けます。
しっかりくっつくコツは、まんべんなくたっぷり塗ること。
アイロンの重みで接着剤がはみ出すことがあるので、アイロンは塗った直後でなく少し乾いてからかけるのが綺麗に仕上がるコツ。
アイロンをかけて冷めるまで待つ。
フェルトがきちんとくっついているか周りを確認。
くっついていない箇所に、爪楊枝でボンドを付け直す。
この繰り返しをします。
フェルトと綿素材はくっつきやすいですが、ポリエステル素材やフェルト同士だとつきにくいことがあります。
その時は何度も上の工程を繰り返して下さい。
フェルト同士がくっつかないのは、ボンドの量が足りないことが一番の理由だと思います。
かといってつけすぎも厳禁。はみ出して汚くなってしまいます。
接着剤の適量は作っていくうちにマスターできますので、ぜひチャレンジしてみて下さい♪
まとめ
今回は、フェルト雑貨におすすめの接着剤をご紹介しました。
フェルトの接着剤に迷ったら、まずは『裁縫ほう上手』をお勧めします。
フェルト以外にもお裁縫から手芸まで幅広く使えるのでおうちに1つあるととても重宝しますよ。
フェルト同士を重ねることで、丈夫さや作品の雰囲気も自在に変えることができるのがフェルト雑貨の面白いところ。
ぜひ、フェルト雑貨作りを楽しんでみてくださいね♪
『裁ほう上手』を使って制作した私の作品はこちらからご覧いただけます。